しつこい咳で悩んでいる方は多いと思います。
毎日外来には、コロナ後の咳嗽、感冒の後の咳嗽で夜眠れないと訴えられる方が来られます。
咳嗽には、大きく分けて感染性か非感染性かに分かれます。この中で最も多いのは、非感染性の咳喘息です。
咳喘息は、呼気NOを測定することである程度診断することができます。簡単な検査で5分もあれば結果が出ます。
ただ、これで診断つかないときは、レントゲン検査、血液検査が必要になってきます。
肺炎、結核、肺癌等はレントゲン,CT検査で診断できます。
肺炎には細菌かマイコプラズマかで薬が変わってきます。
まれにレントゲンで診断できないときにCT検査で肺癌が見つかることもあります。
肺気腫のある方は、CT検査で偶然に早期肺癌が見つかることもありますので年に1回は受けてみてください。
これ以外に、胃食道逆流、薬剤性の咳嗽、後鼻漏による咳嗽などがあり、原因は多岐にわたりますので、咳嗽が続く場合は、一度当院に受診、相談にいらしてください。
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